• TOP
  • 記事一覧
  • 株式会社スヴェンソン Cosmetics Marketing事業部 手塚貴之様 インタビュー

株式会社スヴェンソン Cosmetics Marketing事業部 手塚貴之様 インタビュー

更新日
2020.2.20

有名なメイン事業と並行して、コスメ事業を手掛ける会社があります。創業35周年を迎える株式会社スヴェンソンもそのひとつであり、メインのヘアケア事業と関連したヒット商品を生み出しています。
今回は、同社Cosmetics Marketing事業部の手塚貴之さんに、商品の魅力や今後の目標についてお話を伺いました。

毛髪の研究成果を活かしたコスメブランドで、マスカラが大ヒット!

-御社はヘアケア事業のイメージが強い方が多いと思うのですが、コスメ事業にも注力されているのですね。

手塚氏:
そうですね。私自身も元々、ウィッグカテゴリでキャリアをスタートしましたが、その後は関連子会社を含め、一貫してビューティーカテゴリに席を置いています。中でもドイツにあるグループ会社への出向は、考え方やライフスタイルの知見が広がり、キャリアを多く積めた良い経験でしたね。

―手塚さんから見て、スヴェンソンの魅力はどんなところだと思いますか?

手塚氏:
ヘアケア企業として創業35年という歴史、一貫して「8341(やさしい)」を実感していただくための商品づくりです。10年後も健やかで美しくあることを実感していただくための活動を実行していると、自負しております。

―現在は、全ブランドを統括するマネージメント業務を行われているそうですが、どのようなブランドがあるのですか?

手塚氏:
弊社はヘアケア専門企業として研究成果を活かしたコスメブランドを展開しています。ヘアケアブランドのレフィーネ(Refine)や、アイメイクブランドのMEIQUE(メイク)RAKUDA(らくだ)シリーズをコアブランドとしています。

―これまで携わってこられた商品で、爆発的にヒットしたものはありますか?

手塚氏:
今年度スマッシュヒットを記録した、MEIQUE「まつ毛がRAKUDAマスカラロング」です。雑誌LDK the Beauty(晋遊舎)にご掲載いただいたことがきっかけで、前年比560%の売上増を記録しました。

―どのようなところが魅力の商品なのですか?

手塚氏:
軽量ファイバーが配合されていることで重力に負けない上向きカールが長時間続き、ラクダのようなふさふさまつ毛で、目をより大きく見せることができる点ですね。

 

 

ヘアカラー+癒やしの、新しい白髪染めが人気

―現在、主力商品となっている御社ブランドのスター商品は何ですか?

手塚氏:
一番の主力となっている商品は、「レフィーネ ヘッドスパトリートメントカラー」(3,334円(税抜)/300g)です。

―この商品の魅力は、どんなところですか?

手塚氏:
「癒して、染める」をキーワードに、白髪染めにヘッドスパの効果をプラスしているところです。染めながらハリとコシのある髪に導く、ハイブリッドな新しい発想の白髪染めになっています。

―開発にあたり、こだわったポイントはどこですか?

手塚氏:
いつも、他社商品との差別化や、ヘアケア企業であるスヴェンソンの特色を活かした商品づくりを心がけています。今回は特に、単に髪を染めるだけでなく、染色放置時間にお客様へ何を提供したら喜んでいただけるかを考え抜いて開発しました。

 

中国、東南アジアへの進出も狙う

―日本以外での販売も行っていますか?

手塚氏:
中国での販売実績があります。今後、中国ECモール旗艦店の出店により本格進出していきます。NMPAを取得した商品をはじめ、今後より多くのSKUをオン・オフラインでの販売を目指したいと思っております。
また、日本の高齢化に対して若年層の拡大が見込める、東南アジアへの進出を目指して参ります。

―海外進出において、障壁と感じていることはありますか?

手塚氏:
各国で異なる化粧品成分の基準が、今後障壁となると感じています。

 

消費者が求める安心安全をカタチに

―今後の目標を教えてください。

手塚氏:
ヘアケア商品レフィーネに関しては、中国での販売を強化したいです。アイメイクのRAKUDAシリーズは、中国でのオン/オフラインを強化していきたいと考えています。

―最後に、小売店様、バイヤー様へのメッセージをお願いします。

手塚氏:
弊社は、ヘアケア企業としての歴史や研究・開発背景など、消費者が今、一番求めている安心・安全をプロダクトとして表現できるメーカーだと自負しております。是非、共感を頂けるパートナー様と共に国内外問わず新規領域への拡大を協業したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

―本日は、ありがとうございました。