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株式会社明色化粧品 取締役 瓜野松雄様 Vol.2

更新日
2020.9.11

wellness、well-being、ホリスティックケアといった考え方や世界観を化粧品に取り入れ、発売開始と同時に人気を集め、話題となっている株式会社明色化粧品の「リペア&バランス」シリーズ。こちらは、ゆらぎ敏感肌の方々を中心に注目を集めているブランドですが、その総合プロデュースを務めた瓜野松雄さんが手がける新商品が発表されるとのことで、お話を伺いました。

「リペア&バランス」シリーズから新商品の発表

−前回お話を伺った、「リペア&バランス」は私も使用させていただきましたが、とても香りが良く、使い心地がとてもよかったです。きっと反響も大きかったのではと想像しています。今回は、こちらのシリーズからも新商品が出ると伺いましたが、どんな商品でしょう?

瓜野氏:
はい、「リペア&バランス」は、おかげさまで大きな反響をいただいています。実際、ノンアルコールの「敏感肌向け導入液」への共感は多かったです。また、最近、「香り付きの化粧品をつけて深呼吸をしよう」という風潮が雑誌でも見られるようになり、「リペア&バランス」の世界観が受け入れられているなと感じます。さらに、本シリーズのUVベースは、広告・タイアップがない、ユーザー目線で商品比較を行う本音のコスメ批評誌、LDK the Beautyの顔用日焼け止め下地部門で『ベストバイ』と『A評価』のW受賞をするなど、高い評価をいただきました。2020年9月11日に新発売するのは、「リペア&バランス」のアイクリームとシートマスクです。

−それぞれの商品の、開発に至った経緯を教えてください。

瓜野氏:
最近、コロナ禍でマスクをよくするようになったと思います。それによって、人の視線が目元に集中するようになりました。そこで、アイメイクに力を入れる人が増えるに従い、見えている部分のスキンケアやメイクに力を入れる人が増加傾向にあります。そういった背景が、アイクリームの開発のきっかけになりました。実際、長時間マスクを着用することでマスクの上部が目の下に当たり、荒れてしまい、炎症に悩んでいる人もいます。「リペア&バランス」には炎症鎮静効果のあるツボクサエキスが配合されており、マスクで肌荒れしてしまう、人目に触れる箇所をしっかりケアしたい・・・そんな方にオススメしたいです。
また、敏感肌用のクリームや高保湿の商品は多数ありますが、これまでに、敏感肌専用のアイクリームは少数派でした。そこで、高保湿でありながら、ベタつきを軽減し、使いやすいテクスチュアで肌表面をサラッと保つ、朝でも夜でも使いやすいアイクリームを開発しようと思いました。

シートマスクは、評判のいい「リペア&バランス」の香りを楽しんでいただける商品です。シートマスクなので、香りを数分間楽しんでいただけますし、こちらも肌摩擦を抑え、美溶液が馴染みやすいものになっています。心地よい使用感でかつ、香りが良い敏感肌のものがあまりなかったので、開発しました。
自然派化粧品など、植物から構成されるものがお好きな方も安心して使用いただけますし、高密着シートで肌馴染みも良く、敏感肌でもうるおすことができます。ホリスティックケアの要素の高いマスクで、やんわりとリラックスしながら香りと潤いを楽しんでいただきたいです。

そして今回も、皮膚科専門医監修のもと、アレルギーテスト、ノンコメドジェニックテスト、48時間に渡るパッチテストを実施した安心・安全処方です。
シートマスクにつきましては、新発売時、安心の返金制度を実施するなど、トライアルしやすい環境を整える予定です。

「明日が楽しみになる肌に」をテーマにした新ブランド「メディショット」

−もうひとつ、新しいブランドを立ち上げられたそうですね?

瓜野氏:
はい、「明日が楽しみになる肌に」をテーマに、有用成分ナイアシンアミドを配合した、抗シワと美白ケア(※1)のブランドが2020年9月23日に登場します。「薬用メディショット」という高機能エイジングケア(※2)ブランドで、シワと美白(※1)の両方に効果がある医薬部外品です。例えばシワに関して、「乾燥による小じわを目立たなくする」というのが化粧品ですが、メディショットは医薬部外品で、「シワ改善」にフォーカスしています。一般的に、シワ、美白の2大要素、両方に着目したシリーズでのラインナップで確かな効果を実感していただけます。消費者様には欲しい肌を手に入れて、ブランドのテーマである「明日を楽しむ肌」になっていただきたいなと思います。
(※1)メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ
(※2)年齢に応じたお手入れ

−「メディショット」の商品ラインナップを教えてください。

瓜野氏:
エッセンスローション(化粧液)、エッセンスセラム(全顔用美容液)、コンセントレートスポット(部分用美容液)の3つのラインナップです。
エッセンスローションは、ヒアルロン酸やナイアシンアミド、ローズマリーを配合しています。エッセンスセラムは、ハリ肌に着目したもので、こちらの商品単体でも、モニター調査で大変評価が高かったです。コンセントレートスポットは、お肌の気になる部分に、米粒大のサイズで塗り込んで使用するもので、深いしわや濃いシミなどの部分的な深い悩みに対応します。シリーズ3品を一通りお試しいただける、800円のトライアルセットも発売予定です。
共通配合成分のローズマリーエキスは、特許出願中で、当社で論文発表もしています。ターンオーバーを正常化し、くすみを大幅に軽減するという試験結果もあります。また、ローズマリーを入れることで、肌にブースターがインストールされているイメージです。ナイアシンアミドの吸収率をアップさせます。
また、香りにもこだわりました。「メディショット」の香りは、女性の美を引き出す香りだと思います。ローズ系や落ち着いたムスク調の香りで、幸福感や、フレッシュさ、スパイシーさを感じられます。もちろん、香水ではないので、顔につけているときだけ香りを楽しむというイメージです。香りを楽しみながら深呼吸して、ブランドテーマの「明日が楽しみになる肌」を体感していただきたいですね。

−新商品開発における秘話のようなものがあれば、教えていただけますか?

瓜野氏:
私自身、「リペア&バランス」と「メディショット」は、コンセプトがそれぞれ異なるので、同時進行で進めるのは大変でした。「リペア&バランス」は、wellness、well-being、ホリスティックケアに着目した、肌の恒常性に着目した敏感肌対応のブランドですが、「メディショット」は、悩みに対する効能効果がはっきりしていて、ストレートでストイックな商品開発でした。結果として、どちらのブランドも、使っていただく意味的価値(機能的な価値や情緒的な価値)がわかりやすい商品になったと思います。
「メディショット」のパッケージに関しては、高級感を意識しました。モニター調査をしたところ、オレンジ色とピンク色が人気だったのですが、オレンジの色が持つ悩みからの「解放」という意味がぴったりですので、最終的にオレンジ色に決まりました。

−今後の目標を教えてください。

瓜野氏:
今後の方針として、ブランドの世界観や考え方に共感していただけるバイヤー様、お取組み先様と一緒に、商品を育てていきたいと思います。そのためにも、商品と出会うタッチポイントの設定を意識し、全国で商品を試していただく機会を増やしていきたいなと思います。

−海外進出のご予定はいかがでしょうか?

瓜野氏:
今回の商品も、海外を視野に入れた処方設計にはしています。美白という言葉の捉え方が国によって違いますので、それぞれの国によって対応していくこととなると感じています。

−最後に、小売店様へのメッセージをいただけますでしょうか。

瓜野氏:
私たちが、創業135年にわたる研究成果として、「お肌に悩む人々を助けたい」という一心で、総力をあげて作り上げた製品です。
2大の悩み「シミ」と「シワ」にアプローチする、満足できる新商品「薬用メディショット」で、お客様を肌悩みから解放するお役立ちができれば嬉しいです。「明日が楽しみになる肌に」というブランドのテーマがあるように、コロナ禍におけるスキンケアで、「楽しさ」「明るさ」「癒し」「安心」「安全」を提供していければと思います。
男性の敏感肌も増えていることから、「リペア&バランス」ではジェンダーレススキンケアとしての位置づけにも挑戦したいと思います。

―本日は、ありがとうございました。