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株式会社ガイア 代表取締役 中川健司様 インタビュー
- 更新日
- 2019.12.27
美容領域において、様々な方向で事業を展開していきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。2018年に約1年の個人事業を経て法人成りした株式会社ガイアは、まだ創業間もないにも関わらず、商品や素材の開発事業、越境ECサポート事業、海外進出コンサルティング事業など幅広い経営を行われています。
今回は、同社の代表取締役 中川健司さんに、苦労して開発されたサプリメント商品についてお話を伺いました。
忙しい女性の肌を守るために役立ちたい
-2016年に個人事業として美容事業を始められたそうですが、どのような思いで作られた会社なのですか?
中川氏:
美容師だった私の母が、ひどい手荒れに悩んでいたのを子どもの頃から見ていたので、何とかしてあげたいという思いがずっとどこかにありました。私の母に限らず昔も今も、仕事、家事、育児と毎日あわただしい環境下にいらっしゃる女性は、なかなか自身のスキンケアに時間が取れていない現実があります。
また、昨今は温暖化による肌の光老化や、食事内容や過度な心理的ストレスなどにより、肌はますます荒れやすい環境となっています。
そうした状況にある女性の肌のために何か役に立てることはないかと考え、長年健康食品会社で得た経験を活かし、安心で簡単なケアができるような商品を世に送り出したいという想いで、当社を立ち上げました。「地球にやさしく、人にやさしく」という商品づくりを基本理念としております。
-前職では具体的に、どのようなお仕事をされていたのですか?
中川氏:
大手通販会社の経営企画部門で、主に商品や店舗の開発を担当しておりました。青汁やサプリなどの健康食品をクローズドマーケットで販売し、実績をあげてきました。
若年層にも使える新しいUVケアの形
-御社では「UVINC6(ユビンカシックス)」というサプリメントを看板商品とされていますよね。これはどういった商品なのでしょうか。
中川氏:
「UVINCA」という商品名は、UVとvincaを掛け合わせた造語なんです。UVはご存知の通り、Ultraviolet(紫外線)。Vincaは和名で蔓日々草(ツルニチニチソウ)と呼ばれるヨーロッパ原産のお花です。ツルニチニチソウは常緑で冬の間も枯れないので、欧米では不死の力や魔力を持っていると信じられており、古くから様々な薬効があることでも知られています。
旧商品の完売に伴い、2019年6月に発売した「UVINCA6」には、6つの主要原料を配合しており、皮膚の紫外線からの保護、メラニン生成抑制、美白・抗炎症、紫外線による活性酸素の抑制・除去などの効果が期待できます。
-定期購入であれば最安で1ヶ月分3,800円というお手頃な販売価格ですが、主にどういった方をターゲットにされているのですか?
中川氏:
メインターゲットは、20代後半から30代後半の働く女性と、アウトドアスポーツを楽しむ方々です。ただ実は、中学生にも強く推奨したいのが本音です。というのも、中学生は部活動などをはじめ、屋外の活動が多いのにも関わらず、日焼け止めクリームを塗るのを禁止している学校が多いからです。昔は、日焼けをしているのは「健康の証」と言われましたが、今は紫外線による皮膚がんの発症リスクや、女性なら年齢を重ねるごとに出てくるシミなどの原因になるとわかり、日焼けは避けるべきだとされています。もちろん中学生でもそれは当てはまります。
-確かにそうですね。中学生のお子さんを持つお母さんの中には「日焼け大丈夫?」と疑問に思っている人も多いかもしれませんね。
中川氏:
体育系の部活をしていると日焼けで真っ黒になります。日焼けのダメージは皮膚に蓄積されていきますので、子供の頃からの日焼けの度合いがそのまま皮膚がんのリスクやシミ・そばかすとして蓄積されていきます。中学生でもしっかりと日焼け止め対策をして皮膚に負担をかけないようにするのが理想です。
-飲むタイプのサプリメントなら、日焼け止めクリームを禁止している学校に通う子にも、安心して使えるということですね。
中川氏:
そうなんです。当社のUVINCA6は植物由来の成分でできているので、お子様でも使いやすくなっています。また、サプリメントならお肌へのストレスも、クリームの塗り忘れもありません。部活はもちろん、通学途中の日焼けが気になる方にもおすすめです。
世界を見据えて、地球にやさしく
-経営理念に「地球にやさしく」という言葉も入っていますが、具体的にはどういう取り組みをされているのですか?
中川氏:
UVINCA6を開発したのも、UVクリームによく含まれるオキシベンゾンとオクチノキサートという二つの成分がサンゴ礁に有害であるという問題を受けてのことです。ハワイなどではこれらの成分が含まれるUVクリームの使用や販売を禁止する法案が成立していますが、環境保全をしながら肌を守れるものをと考えて、飲むだけで内側からケアできるサプリメントを開発しようとなりました。
-開発は大変だったのではありませんか?
中川氏:
平坦な道のりではありませんでした。コンセプトやターゲットが明確だったものの、お客様に毎日お召し上がり頂くため、タブレット型にする前は、パウダー化の試作や味の調整など、試行錯誤が続きました。気軽に毎日の生活に取り入れて頂くためにはパウダーでは煩わしさや味覚の良し悪しという課題がどうしても拭えず、ゼリー状ではコストと賞味期限のハードルが立ちはだかりました。
タブレット型にするも、消化されるまでの時間、物流に耐えられる硬度など、せっかく厳選された原料がきちんと実感いただけるための商品に仕上げるために多くの試作を繰り返しました。こうした工程を経て誕生したのが、現在のUVINCA6です。
-日本以外でも販売されているのですよね?
中川氏:
現在の購入層は、日本人60%、ベトナム人30%、その他10%で、全体の99%は女性です。今後は常夏国をコアなターゲットにしたいと考えています。FDAの存在しないベトナム、また時間がかかるにせよ、紫外線の強いタイやフィリッピン、ハワイ、オーストラリアは段階的に展開したいマーケットです。さらに中華圏やオセアニア、中南米などにも広げていきたいと考えています。
-海外進出において障壁と感じていることはありますか?
中川氏:
各国に合わせた販売チャネルの構築、および弊社の人的リソースは課題と感じています。また、中国について、過去流通にチャレンジした経緯がありますが、CFDAにおけるタブレット(粒、カプセル)のハードルの高さから、通常の貿易は断念してきました。中国本土に対しては越境ECにて市場を喚起できればと考えております。
タイアップやコラボのきっかけに
―今回ご紹介いただいた商品について、今後の目標を聞かせてください。
中川氏:
中華圏、東南アジア全域を中心に販売ネットワークを広げたいです。目指せ!年間販売個数20万袋!
-最後に、小売店様、バイヤー様へのメッセージをお願いいたします。
中川氏:
当商品は新規性が高く、まずは認知度を高める必要があります。しかし、UVクリームが持つデメリットを解決できるほか、各国の美白ニーズに十分満たせる商品であると自負しております。化粧品やヘアサロン、エステ店舗様などとの協業、アウトドアスポーツショップ、旅行会社、リゾートホテル、野外イベント企業様などとのタイアップなど、当社商品をきっかけに様々なコラボレーションも生まれると確信しております。ぜひご活用くださいませ。
-本日は、ありがとうございました!
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